■減額報酬について②

2ヶ月ほど前に相談に来られた方(Aさんとします)で、「一度別の事務所で相談したけど、費用が高かったので依頼しなかった」と言われていた方がみえました。

Aさんの取引状況は、ある消費者金融1社で約定残債が80万円、ただ、取引開始時期を考えると、引き直し計算により大幅に残高が減る可能性があり、上手くいけば過払金が発生するかもしれないというものでした。

参考までに、先に相談した事務所の報酬を聞いてみると、着手金が50,000円、減額報酬が10%、過払報酬が20%との事でした。

その後、当事務所の報酬を説明し、ご納得していただいてご依頼を受けました。その業者から取引履歴が開示され、引き直し計算をしてみると、当初の目論見どおり約定残債の80万円はなくなり、約15万円の過払金が発生するという結果になりました。

その業者と話し合いの結果、裁判をするまでもなく、15万円を返還することで和解となりました。

当事務所にご依頼されたAさんのご負担は、基本報酬30,000円、通信費2,000円、過払報酬22,500円(15%)の合計59,950円(税込)で、150,000円返還されることになります。

もし、以前相談した事務所に依頼していれば、着手金50,000円、減額報酬80,000円、過払報酬30,000円(20%)の合計176,000円(税込)となり、150,000円返還されても事務所の報酬がそれを上回るため、手元にお金が残らない結果となっていたはずです。

このように、単なる計算による作業である減額報酬がある事務所だと、過払金が発生したとしても、手元にいくらも戻ってこないケースもあります。

債務整理の依頼をされる場合は、費用の負担がどれぐらいになるかをよく検討された上での事務所選びをお勧めします。

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