■クレジットカードのリボ払いと一回払い

 クレジットカードのリボ払い(リボルビング払い)は、多くの方が利用していると思います。

 リボ払いは、毎月の支払いを定額にすることで、返済額を抑えられ、ローンと異なり、限度額の範囲内であれば、繰り返し利用できることも大きなメリットです。買い物での利用ですと、「お金を借りる」わけではありませんので、それほど抵抗がないのかもしれません。しかし、クレジットカードでの買い物は、「立替払い」という借金の一種であることには違いありません。

 ですので、リボ払いには年間12~15%程度の手数料がかかります。お金を借りた場合の利息のようなものですが、毎月定額の支払いなので、あまり意識されていない方が多いようです。

 例えば、限度額いっぱいの100万円を利用し、年15%、毎月2万円を払うとすれば、支払い総額はざっと132万円程度、4年半ぐらいの支払期間になります。つまり、約32万円を余分に支払わなければならないのです。しかし、この計算は、100万円を利用後、支払いだけをしていた場合のことです。

 支払いだけを続けていれば、その分「利用額」は減ります。そうすると当然ですが、「利用枠」が増えることになります。それをまた利用してしまうと、上記の繰り返しとなり、延々と先の見えない支払いが続き、なかなか残高が減りません。さらに、支払額が毎月一定(利用額が10万でも、100万円でも支払額は2万円)ですので、自分がいくら利用してるかを、あまり気にしなくなり、知らず知らずのうちに「借金」が増えてしまうことになりかねません。

 一方、同じカードの利用でも、一回払いの場合は、今月利用した分を翌月一括で支払うので、リボのように、知らず知らずのうちに「借金」が増えていくようなことはないでしょう。しかし、食費や水道光熱費、電話代や日用品の購入等を、すべてカードの一回払いで行っている方は要注意です。

 生活費のほとんどすべてでカードを利用していると、毎月の支払額が20万~30万円とかなり高額になることもあり、給料の大半がカードの支払で消えてしまい、手元に現金がほとんど残らないことになりかねません。そうすると、翌月もカードを利用せざるを得ず、給料が入ったらほとんどが支払いに消える、だからまたカードの利用する、の繰り返しになり、一向に借金は減りません。

 安定した収入がある間はそれでも良いでしょうが、会社の都合で給料が減った、病気で休職して収入が減ったりした場合、すぐに行き詰まってしまいます。

 何年もリボ払いを続けている方や、毎月高額な一回払いを利用している方は、一度債務整理(任意整理)を検討されてはいかがでしょうか?

 任意整理を行うことで、リボ払いの方は今後かかってくるはずのリボ手数料を払う必要がなくなり、一回払いの方は無理のない支払額で分割払いにすることができます。

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