リボ払いの任意整理|利息カットのメリットとデメリットを解説

「返しても減らない…」リボ払いの終わりなき返済、なぜ?

「毎月きちんと返済しているのに、なぜか借金の元金がほとんど減らない…」
クレジットカードのリボ払いを利用されている方から、このような切実なご相談を本当によくお受けします。便利な仕組みに思えるリボ払いですが、その裏には高い手数料(利息)という大きな落とし穴が潜んでいます。

リボ払いの手数料(年率)は業者や契約条件により異なりますが、一般的に10%台〜18%程度の設定例が多く、消費者金融のカードローン金利とも重なるレンジがある場合があります(業者により差があります)。具体的な金利は利用中のカード会社の契約書・約款で確認してください。毎月の返済額のうち、かなりの部分がこの手数料の支払いに充てられてしまうため、元金の減りが非常に遅くなってしまうのです。気づいた時には、返済総額が利用額をはるかに超えていた、というケースも決して珍しくありません。

もしあなたが今、出口の見えない返済に不安を感じているなら、それは決してあなた一人の問題ではありません。この記事では、その苦しい状況を解決するための一つの有効な方法である「任意整理」について、分かりやすくご説明していきます。

任意整理でリボ払いの負担はこう変わる!利息カットの仕組み

任意整理とは、司法書士などの専門家があなたに代わってクレジットカード会社などの貸金業者と交渉し、無理のない返済計画を立て直す手続きのことです。この手続きの最大のポイントは、任意整理では通常、将来利息の免除を求める交渉が行われます。一方、遅延損害金の取り扱いは債権者との合意によって異なるため、必ずカットされるとは限りません。そして、残った元本のみを3年〜5年(36回〜60回)程度の分割で返済していく点にあります。

例えば、50万円のリボ払いの残高がある場合を考えてみましょう。任意整理をせずに返済を続けると、毎月の返済額の多くが利息に消えてしまいますが、任意整理による和解で将来利息の免除が合意されるケースが多く、その場合は以後の利息が発生しないため元本返済に充てられやすくなります。ただし和解内容は債権者ごとに異なります。そのため、和解が成立すれば、将来利息の免除等により元本返済が進みやすくなる場合があります。

メリット:将来利息のカットで返済のゴールが見える

任意整理の最大のメリットは、なんといっても将来利息がカットされることです。これにより、これまで利息の支払いに追われていた状況から解放され、「あと何回支払えば終わる」という明確なゴールが見えるようになります。これは精神的に非常に大きな安心感に繋がります。

また、私たちがご依頼を受けると、すぐに貸金業者へ「受任通知」という書類を送ります。受任通知が届くと、一般的には債権者による本人への直接的な督促や取り立てが停止されることが多いです。ただし例外や保証人への対応、内部手続きの継続があり得るため、完全に停止するかは個別の事例次第です。鳴りやまない電話や郵便物に悩まされていた方にとっては、これだけでも心が軽くなるはずです。

任意整理を専門家に依頼し、貸金業者からの督促が止まって安心している様子のイラスト

デメリット:知っておくべき信用情報への影響と注意点

もちろん、任意整理にはメリットだけでなく、知っておくべき注意点もあります。最も大きなものが、信用情報機関に事故情報が登録される、いわゆる「ブラックリストに載る」という状態になることです。

これにより、任意整理の情報は一般に完済後約5年程度信用情報に記録されることが多く(ただし信用情報機関や契約時期によって起算点・期間に差があります)、その間はクレジットカードの発行やローン審査に通りにくくなる可能性があります。また、任意整理の対象としたクレジットカードは強制的に解約となり、使えなくなります。公共料金や携帯電話料金などをそのカードで支払っている場合は、支払い方法の変更手続きが必要になることも覚えておきましょう。

これらのデメリットを理解した上で、ご自身の生活再建にとって任意整理が最善の道かを一緒に考えていくことが大切です。

もしも…和解後に返済が厳しくなったら?対処法を知って安心

「任意整理で一度は和解したけれど、急な失業や病気で決まった金額を返せなくなってしまったらどうしよう…」
このような不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。任意整理後の返済は長期にわたることが多いですから、その間に予期せぬ事態が起こる可能性もゼロではありません。

しかし、万が一返済が困難になった場合でも、決して一人で抱え込まないでください。まずは、すぐに手続きを依頼した司法書士に相談することが何よりも重要です。

早めにご相談いただければ、貸金業者と再度交渉して月々の返済額を減らしてもらう「再和解」を目指したり、他に借金があればそれもまとめて整理する「追加介入」を検討したりと、打てる手は残されています。大切なのは、支払いが滞る前に専門家に連絡し、一緒に解決策を探ることです。「もう後がない」と諦める必要はありません。

任意整理の和解後に返済が困難になり、司法書士に相談して解決策を見出している様子のイラスト

リボ払いの悩み、一人で抱えずにご相談ください

実は、私自身も過去に多額のローン返済で苦しんだ経験があります。だからこそ、「誰にも相談できない」「この先どうなってしまうんだろう」という、あなたのその不安な気持ちが痛いほどよく分かります。

債務整理は、決して特別なことではありません。あなたの人生をもう一度前向きなものにするための、大切な「生活再建の第一歩」です。

司法書士てらやま事務所(代表 寺山高史 / 愛知県司法書士会所属 / 名古屋市中村区則武2丁目14番4号)では、ご相談は無料です。あなたが納得できるまで、じっくりお話を伺います。また、当事務所では原則として着手金を頂戴しておりません。費用の分割については個別に相談の上、可能な範囲で対応します。詳細は費用表と相談時にご説明しますので、今手元にお金がなくても心配はいりません。

一人で悩み続けるのは、今日で終わりにしませんか。勇気を出して、まずはお気軽にご連絡ください。当事務所は任意整理の手続きに関する相談・手続きを行います。まずは現状を確認の上で、法的に可能な選択肢をご提案します。

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