債務整理の方法としては、大きく分けて以下の方法があります。
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■任意整理
任意整理とは、消費者金融等の貸金業者との話し合いにより、借金の返済方法を組み直す手続です。任意整理には以下のようなメリットがあります。
- 合意後の利息がカット又は減額される
- 利息制限法の上限利率を超える金利での取引の場合、元本が減額されることもある
- 長期の分割払いができる
- 話し合いで進めていくため、第三者に知られる可能性が低い
安定した収入があり、返済方法の見直しさえできれば支払い可能で、誰にも知られたくないという方に適した債務整理の方法と言えます。
■特定調停
特定調停とは、簡易裁判所での調停により、借金の返済方法を組み直す手続です。特定調停には以下のようなメリットがあります。
- 申し立てが比較的簡単で費用が安く抑えられる
- 裁判所の調停委員が交渉してくれるため、自分で債権者と話さずに済む
ある程度の知識があり、あまり費用をかけたくないという方に向いている手続といえます。しかし、あくまでの調停という話し合いですので、必ず良い結果になるとは限りません。
■自己破産
自己破産とは、裁判所に申し立てることで、借金をゼロにしてもらう手続です。自己破産手続には、以下のようなメリットがあります。
- 借金の支払義務から免れることができる
任意整理ではとても払っていくことができず、特に財産もない方に適した手続といえます。ただし、多くの書類を用意しなければならず、一定期間特定の職業に就けないというデメリットもあります。自分で申し立てることもできますが、手続が複雑ですので、専門家に依頼した方が良いと思われます。
■個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てることで、借金を大幅に減額してもらう手続です、個人再生には、以下のようなメリットがあります。
- 住宅ローンを除く借金が、最大で5分の1まで減額される
- 自宅を保持したまま債務整理ができる
安定した収入はあるが、通常の返済方法では支払っていくことが難しい方に適している債務整理の方法です。自己破産同様、自分で申し立てることもできますが、手続が複雑ですので、専門家に依頼した方が良いと思われます。
■消滅時効の援用
消滅時効の援用とは、5年以上返済をしていない消費者金融等に対し、消滅時効を援用することで、借金の返済義務をなくす手続のことです。問題なく時効援用ができれば、以後の支払いはしなくてよくなります。しかし、やり方を間違えると、自分の住所を業者に知られることになりますので、専門家に依頼した方が良いと思われます。
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